less コマンド
コマンドラインでファイル内容を参照する方法は type コマンド、cat コマンド、more コマンドと、いくつか選択肢があるが、ここでは less コマンドによるファイル参照の方法を解説する。
ファイル参照
less /var/log/httpd/access_log
less コマンドも cat コマンド同様 grep にも対応している。
ファイル内から検索語を含む行だけをまとめて表示
less /var/log/httpd/access_log | grep zgrab
あらかじめ検索語が定まっており検索語を含む行だけを参照したい場合は上の方法が使える。
ファイル内容が表示されてからの操作は下記になる。vim ライクなキー操作内容になっており vim を使っている人なら迷わず操作できる。
-N Enter | 行番号表示(もう一度繰り返すと行番号が消える) | n 行番号 Enter | 指定した n 番号の行へ移動 |
---|---|
j | 下スクロール |
k | 上スクロール |
f | 1画面下スクロール |
b | 1画面上スクロール |
d | 半画面下スクロール |
u | 半画面上スクロール |
Space | 1画面下スクロール |
Enter | 1行下スクロール |
y | 1行上スクロール |
g | 先頭に移動 |
G | 末尾に移動 |
/文字列 Enter | 文字列下方検索 |
?文字列 Enter | 文字列上方検索 |
n | 検索文字列の次のマッチへ |
N | 検索文字列の前のマッチへ |
&文字列 Enter | 一致する行のみを表示 |
&!文字列 Enter | 一致しない行のみを表示 |
-G | ヒットした検索語フォーカスを消す |
v | ファイル内容を vim へ移譲 | q | 終了 |